in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社チャプチーノ 代表取締役社長 福田清盛氏登場。
予備校講師とディーラーという2つの肩書きを持つ異色の経営者。
赤、青、黄、カラフルなカップケーキが、客の視線を集める。思わず口にするとこれがたまらなくおいしい。視覚も、味覚も満たされる逸品。スイーツと一言で片づけるには、惜しい気がする。これが株式会社チャプチーノ代表取締役の福田清盛が、レシピから開発した自慢のカップケーキである。銀座、広尾などの街にもお似合いの、ニューファッションスイーツだ。
このカップケーキ同様、開発した福田もまた、多彩な色を持つ異色の経営者だ。進学予備校の人気講師、投資家(ディーラー)と肩書も幅が広い。父は大学講師、母は開業歯科医。今回は、この色合い豊かな経営者にご登場いただこう。
福田はイタリアの田舎町で生まれる。大学講師である父が、交換要員として地元の大学に招かれていたからだ。子どもの頃の写真を見ると、丈も合わない洋服をまとった福田が地元の子どもたちといっしょに屈託なく笑っている。陽気で、情熱家といった性格は、この頃、イタリアの風土で形成されていったものではないだろうか。
日本に帰国したのは、7歳の時。帰国と同時に母が歯科医院を開業した。大阪府堺市。大阪市の南に位置するこの堺市もまた下町だ。高校を卒業するまで福田はこの町で暮らしている。高校は「三国ヶ丘」という、大阪府内でも屈指の進学校だ。その後、東京芸術大学に進学。芸術に特に関心があったわけではない。ただ、なんとなく選んだ大学だった。・・・。
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