in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社ビーエム 代表取締役社長 青沼 弘氏登場。
木材工場から運送会社に。人生の旅が始まった。
「農業高校」を卒業した青沼は、母方の親戚が営む木材工場に就職した。当時からオートメーション化を進めた近代的な工場だった。この就職で初めて山梨を離れ、千葉で暮らすことになる。「木材を黙々とカットしながらも、何かやろう、やろう、と。気持ちははやるのですが、では何をするか、それがわからなかった」と青沼。焦燥感が青年の心を揺らす。3年後、青沼は焦燥の出口を探すために、もしくは希望の入口を探すために、会社を後にした。新たに就職したのは「日本運送」という運送会社。運転手からのスタート。この会社で青沼は10数年間勤務し、身体も心もたくましい青年に育っていく。「ドライバーですから、いろんな社会に商品をお届けします。これが私の世界観を広げてくれました」。入社して数年後には、寡黙にはたらく姿が社長の目にとまり別部署に移ることになる。その部署とは「事故係」だった。問題が起こったときに頭を下げに行く係といってもよかった。この部署では「問題が起こったときにどう対処すればいいかを学んだ」という。ここでの経験も、青沼を強くした。 ・・・・。
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