in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社大台フードプロジェクト 代表取締役社長 貝谷祐春晴氏登場。
目覚ましはキャベツの千切りの音
1945年、大阪で食堂を営む両親の元に生まれた貝谷氏の思い出は、キャベツの千切りの音だ。「朝目覚めると両親は揃って食堂で仕込みをしていました。そこから聞こえてくるキャベツを刻むまな板の音が朝一の定番でした」。幼少時代、食事のほとんどをその食堂で食べていたという貝谷氏の思い出の一品はやきそば。特に小学生の頃には本当に父親がよく作ってくれたという。
そんな貝谷氏の幼い頃からの変わらない趣味は読書。特に純文学といわれるジャンルが好きで、時間さえあれば本を読んでいたという。「いずれは自分でも書いてみようとネタ帳を作ってストーリーを書きつけていました」。本に関わる暮らしを夢見ていた貝谷氏は、家業を継ぐでもなく、会社員になるでもなく社会人となっていく。「人に雇われたり雇ったりという関係性の中で生きていくのがうまく想像できなかった」というように、どこかおっとりとした文学青年であったのかもしれない。
収入は市場や飲食店、印刷会社のアルバイトで稼いでいたが、組織やそこでの出世にはまった興味が持てなかったという。しかし26歳の時、転機が訪れる。父親の友人がスナックの経営に行き詰まり、貝谷氏に店を任せたいという話が持ち上がったのだ。・・・・。
株式会社大台フードプロジェクト 代表取締役社長 貝谷祐春晴氏
(社長記事やグルメ情報など飲食の情報はキイストンメディアPR事業部まで)
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