in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社ビーシージー 代表取締役 中道英治氏登場。
8畳に4人。すし詰め状態での生活が始まった。
中学を卒業する時、勉強にまったく関心のなかった中道には、行きたい高校も、行ける高校もなかった。母がみつけてきたのは三重の熊野にある工業高専だった。
中学になって体が大きくなった中道は、父と衝突するようになっていた。思春期は、時に少年を暴走させる。母は、寮生活を通じて、精神的に逞しくなることを望んだのかもしれない。
「時間割が決まっていました。勉強のじゃありません。生活のです。朝起きる時間から寝るまで。しかも、ずっとおなじ人間といっしょです。気が滅入りますよね。小さな部屋での生活ですから、へんな話、互いの体臭まで気になるんです。普通なら花の高校生でしょ。なのに、ぼくらはまっくらな青春の始まりです(笑)」。
「ところが、年次が上がると徐々に開放されるんです(笑)。18歳になると寮を出ることが許されました。熊野の田舎ですから、都会生まれのぼくらはある意味目立ち、地元の女の子たちからチヤホヤされるようになりました」。
抑圧された寮生活が終わった時、少年は、18歳の逞しい青年になっていた。強制的な指導がなくなり、大学生同様、今度は自由な時代がやってきた。そんな中道の前に一人の女性が現われる。
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