in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”にナッティジャパン株式会社 代表取締役社長 金杉裕正氏登場。
祖父は、先生であり、政治家。
千葉で生まれ育った。祖父は千葉の有力な市会議員。政治的なセンスに長けておられたのだろう。国会議員も、相談に訪れるほどだった。金杉が、祖父と暮らすようになったのは小学4年生から。その時から、祖父のマンツーマン指導が始まった。
「小学校の低学年から夜遊びをしているような少年だったので、祖父が見かねたんでしょう。家族で祖父の家に移り住み、私は学校から帰って夕方まで勉強。食事が終わると今度は、筋トレが始まり、終わらないと風呂にも入れてもらえないんです。祖父はもう引退していましたので、休校日もない」。
「愛情はたしかに感じましたが、時にはいじめられているんじゃないかと(笑)。まだまだ子どもでしたから、祖父がどんな思いで私を教育していたか分からなかったんです。ただ、この時、話し、諭してくれたことは、いまの私のコアになっている気がします。言い替えれば、政治家の祖父、男としての祖父が、私のなかで、まだ生き続けているんです」。
祖父とのマンツーマン教育で「何よりプライドが植え付けられた」と金杉は回顧する。
ただ、この教育は4年でピリオドが打たれた。祖父が他界したからだ。財産のいくつかは教育費にと母に残された。この遺産がのちのち問題を引き起こすのだが、それはまだ先の話。・・・・。
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