2013年11月19日火曜日

カフェ・カイラ・ジャパン 代表 佐伯 猛氏(株式会社エクシオジャパン 代表取締役)登場です。

in-職(いんしょく)ハイパー“飲食の戦士たち”カフェ・カイラ・ジャパン 代表 佐伯 猛氏(株式会社エクシオジャパン 代表取締役登場。
カフェ・カイラはあのエッグスンシングス原宿と並ぶハワイ系パンケーキ店です。

本文より~

大分県大分市。

静佐伯が生まれたのは、1968年の大分市である。父は大工。無口で頑固者で、昭和の親父のイメージにぴったりだったそうだ。7つ下の妹をふくめ、4人家族。もの心がつくと、佐伯には一つの役割が与えられた。
「うちは、五右衛門風呂だったんです。それで、風呂を沸かす役目が私に回ってきたんです。この風呂当番のおかげで、友だちと遊んでいても1人だけ早く帰らなければなりませんでした(笑)」。
父親が大工だったから薪には苦労しなかった。新聞紙を火のタネにして、空気が流れ込む隙間を確保しつつ、薪を交互につっこむ。赤々とした火のいろは、少年になにを語ったのか。とにかく、風呂当番は少年の大事な仕事の一つだった。
そんな少年、佐伯は大空にも憧れた。
「父が空港に連れていってくれたことがあって。いつかあの空の上にと、パイロットを志望しました」。
別府まで車で30分。家族で温泉に良く出かけたそうだ。ともかく、そういう少年時代を過ごした佐伯は、中学になり勉強に目覚める。

休日になれば1日14~16時間。

「そんなに頭がいいわけじゃない」と佐伯。とはいえ、中学の成績は常にトップで、わざわざ兵庫県の進学校に進んでいる。
それでも佐伯は、「一つのことを何度も繰り返して覚えたから合格できたにすぎない」と謙そんする。どれぐらい勉強したのか、とたずねると「平日なら7時間、土・日なら14~16時間」とサラリと答えた。
「スポーツではサッカーをしていました。高校でもサッカーはつづけました。サッカーは相対的にうまくなりましたが(笑)、勉強はそれほどできなくなってしまいます」。
猛勉強の結果、大分県でもいちばんの進学校に合格した。だが、佐伯はもう一つ上をめざし、兵庫県にある名門「白陵高校」を選択する。毎年、東大合格者を何人も輩出するエリート校だ。こちらの学校にもなんなく合格することができた。賞賛に価する。
だが、進学してからは佐伯がいうように思い通りの結果が出せなくなってしまった。

小さな挫折と、つぎの始まり。

「全員ではないですが、私のように地方から出てきた生徒は寮生活です。寮での生活は制限がきびしく、思ったように勉強時間が取れないんです」
「もともとひとより多く勉強して、それで結果を残してきたわけですから、限られた時間では周りの秀才たちに太刀打ちできません」。
成績が悪くトイレで泣いたこともあるという。
「わかっていたことですが、一つの挫折です」。
中学生時代、「あいつは東大に行くんじゃないか、いくんだろうな」と囁かれていた言葉が少年の耳にこだましたことだろう。
一つ、歯車がかみ合わなくなると、結果もついてこなくなる。大学受験失敗。
「父親は、『もう大学はいい。もどって跡を継げ』というのですが、私にはなんとかもう1度という思いがあって。『浪人させて欲しい』と頼みました。そして、父は私に10万円をくれたんです(笑)」。「高校生活はきびしくって、小遣いももらったことがないでしょ。だから、10万円でも嬉しかったんです」。
10万円もあれば何でもできる、という思いになっていた。羽田行のチケットを買い、乗り込んだ。東京。怖いことなんて何もなかった。挫折が生んだ、もう一つの始まり。
・・続き
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