2018年7月21日土曜日

株式会社野乃鳥 代表取締役 野網厚詞氏登場.

in-職(いんしょく)ハイパー“飲食の戦士たち”株式会社野乃鳥 代表取締役 野網厚詞氏登場。
本文より~

大学で選択した「行動科学」。

行動科学という学問があるらしい。調べてみると「人間の行動の法則性を科学的に解明しようとする学問」だそう。今回ご登場いただいた野網氏は、大学時代、これを学んでいる。「大阪工業大学に進み、行動科学を勉強しました。もっとも、勉強したのは興味のあるこれだけで、あとはバイト漬けが正直なところです/笑」。
野網氏が、とくに興味をもったのは、モチベーションサーベイ。仕事に対するモチベーションだ。理由がある。「当時から25歳で起業しようと思っていました。やるなら事業化したいとも。だから、私はもちろんスタッフをマネジメントしていくうえで、モチベーションの正体を知るのは大事なことだったんです」。
当時は、デール・カーネギーの「人を動かす」「道が開ける」などが愛読されていた。野網氏も、もちろん読んでいる。「私自身は、このような先人たちの理論を実証してみるというもう一つのテーマを掲げていました。いわば、私の人生を通して行動科学という学問を実証してみようという試みです」。
自身のモチベーションは、25歳での起業。バイト先で芽生えたモチベーションだ。そんな話をまずしてみる。

3人兄弟の長男、バレー部ではキャプテンを務める。

野網氏が生まれたのは、1973年。出身は、大阪市阿倍野区。3人兄弟の長男である。父親の勧めで小学1年生から少林寺拳法を習い、中学2年生までつづけている。一方、中学からバレーボールをはじめ、キャプテンに。高校に進学したあともバレーはつづけ、近畿大会でベスト16まで進んでいる。
「寄せ集めのような部でしたが、なんとかベスト16まで進めたのは、ひそかな勲章です」。
家庭でも3人兄弟の長男。弟2人はもちろんだが、野網氏の背中を追いかけた人も多かったのではないだろうか。ちなみに、1つ下の弟は飲食店を起業し、6つ離れた弟はいま専務として、野網氏の会社ではたらいている。会社をいっしょに育てた人物は、中学時代の同級生だ。
「高校時代はバレー漬け。おかげで、入学時、300人のなかで8番だった成績が、一時、260番に急降下です。なんとか80番まで修正して、大学の推薦を手に入れました。そして、大阪工業大学に進んだわけです」。

大吉1号店、勤務。起業を志す。

「あの頃、親父の会社がなかなかうまく回っていなかったんです。設備関連の会社です。独立して、いち早くCADなども導入したんですが、うまくいきません。そのあたりのことも長男の私には語っていました。ええ、私も、時々、駆り出されました/笑」。
野網氏は「職人気質」という言葉を遣っている。職人仕事がCADによるコンピュータの仕事に置き換わる時期でもあったのだろう。CADを採り入れるなど先進的な父親と、職人気質のスタッフの間に溝が生まれても不思議はない。事業がうまく進まなかった一因かもしれない。
「大学時代は、うちの仕事以外に、いろんなバイトを経験しました。車も、服も買いたかったですしね。その時、そう大学2年生の時です。『やきとりの大吉』でアルバイトをはじめるんです。結果的には、大吉でのバイトが、私に起業というモチベーションを与えてくれました」。
なんでも、野網氏がアルバイトをはじめた大吉は「大吉1号店」だそう。それも、一つのモチベーションリソースとなっている。

25歳で独立。つくった工程表。

「やきとりの大吉」は、ご存じの方も多いと思うが、カリスマ経営者、辻成晃氏によって生み出された「独立支援システム」を軸とした事業体だ。正式社名は、ダイキチシステム株式会社。創業当時から直営店を1店ももたず、FC店のみで巨大な店舗網をつくりあげる。「大吉」を運営する独立心旺盛な人たちにも影響されたのだろう。飲食というビジネスにハマるとともに「25歳で起業」という目標をもつに至る。野網氏のそれまでを知れば、これは偶然ではなく、ある意味、必然だった。
「どうせなら、若いうちがいいだろうと。失敗するにしてもそのほうがリカバーできますしね/笑」。もちろん、志はハンパなものではなかった。当時から「やきとりで」とは決めていたが、料理を学ぶため、知り合いが経営する小料理屋で修業もしている。
「理系脳なんでしょうね。ゴールを設け、そこに進むためにどうすればいいか、というのをロジカルに考えます。かりに大吉で独立するにしても、料理の基礎は学んでおかないといけないと思っていたんです」。
大学時代に学んだ、行動科学。その科学を実証する手段も、次第に明確になっていく。
「私は23歳で結婚するんですが、大学時代から、独立を考えていたんで、お金もためていました。そして、25歳の時ですね。小さなお店ですが、池田に1号店をオープンするんです」。
・・・続き
株式会社野乃鳥 代表取締役 野網厚詞氏
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