2020年10月12日月曜日

株式会社StyLe 代表取締役 石川瑛祐氏登場。

 in-職(いんしょく)ハイパー“飲食の戦士たち”株式会社StyLe 代表取締役 石川瑛祐氏登場。

本文より~

1983年、生まれ。

今回ご登場いただいた株式会社StyLeの代表、石川 瑛祐氏は1983年、栃木県馬頭町(現那珂川町)に生まれる。兄弟は2人。7つ違いの兄がいる。
ご両親はもともと東京で公務員をされていたらしいが、石川氏が生まれた頃には、父親の出身である栃木県に戻り、ダスキンのフランチャイズショップを経営されていたそうだ。
ところで、「馬頭町」という町名がユニークだったので調べてみると、驚いたことに日本で最初に金が発見された町だそう。奈良時代から金山の開発が進み、奈良の大仏の建立にも用いられたということだ。もちろん、これは古代の話。2005年、隣町の小川町と合併し、「那珂川町」となり、馬頭町は消滅している。
子どもの頃の様子をうかがうと、スポーツも、勉強もできる少年だったという回答。たしかに、スポーツも万能で、高校まで野球をつづけている。
「両親が自営だったからでしょうか。父母の仕事を観ていて、人を使う仕事はしたくないと子ども心に思っていました。使われるのは、もちろんイヤです」。
高校の卒業シーズンになると、そうはいっても、やりたい仕事もないことに気づく。「だから、実は、高校を卒業してからは、大学進学もせず、就職もせず、プータロー生活を送ります/笑」。

東京へ。

栃木県から東京までどれくらいの距離があるんだろうか? そもそも何故、東京だったのだろうか? 高校を卒業し、プータローのような生活を送っていた石川氏は、突然、東京に向かう。
「東京では、住み込みで、新聞配達の仕事を始めます。ただ、半年で、そちらを辞め、今度は、改めて大学に進学しようと勉強を開始しました」。
勉強といっても、ほぼ独学。にもかかわらず早稲田大学に合格している。
すごいですね?というと、本人はそうでもないらしく、実際、たった3ヵ月で大学生を辞めてしまった話もしてくれた。
強烈な心の高まりは、東京という大都会にも、大学にも感じることができなかったということだろうか。
「東京に来れば、どこかに面白い人がいると思っていたんですが、ぜんぜん、そんな人はいない。大学を辞めて、バイト生活を始めるんですが、実際、仕事もつまらない」。
ただ、その一方で、野心はやはりあったし、やれば、できると思いつづけていたのも事実。「オレは、やれば、できる」。しかし、なにをやるべきか、それがわからない。

28歳の宣言。

「正社員にならず、バイトを転々とします。そんな生活が28歳まで続きました。きっかけというわけではありませんが、ある人から、あるすごい経営者の話を聞かされて…」。
それが、刺激になったわけですね?
「そうです。帰宅して早速、その人のことを調べます」。
強烈に惹かれた。
「私ももう28歳でしたし、さすがにいつまでもバイト君ではいけないと思っていましたし」。
スイッチがONになる。
もともと飲食には興味があったそう。仲間と一緒に独立したら楽しそうだとも思ったこともあったらしい。「とにかく、野心はあった」と石川氏。しかし、それ以外、何もないことの裏返しでもあった。
スイッチがONになったといっても、つまりは、野心を語るだけの一点勝負。
結局、その野心をぶつけたのは、当時、株式会社subLimeの代表取締役社長だった花光雅丸氏。面談で「1年で独立する」と宣言している。
「花光さんのブログに、社員募集の記事があったんです。それを観て、これだと思って、早速メールを送ったら、首尾よく採用していただけることになり、上井草の新店舗の店長からスタートします」。
バイト経験しかない28歳。はたして、宣言通りうまくいくんだろうか?

野心は、誰にも負けない。

石川氏のストロングポイントは、強烈な野心だと思う。その野心が、頭と体のギアとついにかみ合った。突っ走るのみ。
「ただ、頑張っても、売上はぜんぜんダメでした。なにか抜けていたんでしょうね。それでも私の頑張りをみていてくれたんでしょう。今度は、並木橋の『ととしぐれ』の店長に抜擢されます」。
この『ととしぐれ』で、開花する。「石川、ここにあり」の狼煙があがる。
「結局、9ヵ月目です。業務委託というスタイルで、独立します」。
9ヵ月。結局1年もかかっていない。しかし、驚くのは、まだ早かった。独立することはゴールでもなんでもない。
野心も大きくなっていく。
「独立して、3ヵ月後に2店舗目を出店します。業務委託ではなく、オリジナルブランドを出したのは5店舗目から。独立して1年でオリジナルブランドを含め、合計6店舗を出店しました」。
「ちょっと、待て」と言いたくなる。しかし、話にはまだ続きがあった。「無理な出店はぜんぜんしていないんですが、7年間で80店舗を出店することができました」。
subLimeの卒業生のなかでも、群を抜いているのではないか。むろん、店舗数は「経営者の力」を表す一つの指標でもある。

・・・続き
株式会社StyLe 代表取締役 石川瑛祐氏


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