2024年2月27日火曜日

株式会社マイルデザイン 代表 綱嶋恭介氏登場。

in-職(いんしょく)ハイパー“飲食の戦士たち”株式会社マイルデザイン 代表 綱嶋恭介氏登場。

本文より~

歴史と、ジャイアンと。

今回、ご登場いただいたのは、マイルデザインの代表、綱嶋恭介さん。綱嶋さんは、1981年、東京の小岩に生まれる。
小学校で、野球と剣道を始めている。剣道は、徳川家康の影響だそう。
「子どもの頃、日光東照宮に連れて行ってもらって。徳川家康に興味をもち始めたのがきっかけです。漫画ですが、歴史の本で勉強して。家が裕福ではなかったので、じつはファミコン世代なんですが、ファミコンも、スーパーファミコンももってなかったんです。そう、だから本は好きでしたね。とくに、歴史の本が好きで、今も、キングダムには、ちゃんとハマっています(笑)」。
「本好き」というからてっきり大人しい少年だと思ったが、そうではないらしい。「むしろ、ドラえもんのジャイアンだった気がします。中学までがとくにジャイアンの傾向があって、カッとしたら、相手がだれでもすぐに手がでる。先生には、そういうことでよく怒られました」。
小学5年生は、剣道、野球に、バスケットボールがくわわった。本も、スポーツも、大好きな少年だった。

バスケと、音楽と。

「バスケにはハマりました。区の大会でベスト3になっています。楽しかったんですが、高校では、続けていません。今度は、音楽にハマります」。
お父様の影響もあるそうだ。
「子どもの頃から親父がローリング・ストーンズやビートルズを聴いていましたから、私も、ロックが好きになって。ローリング・ストーンズでいえばキースが格好いいな、と。ギターも始めます。高校の仲間とバンドを結成して」。
バイトもスタートする。月々5万円、多い時には17万円にもなったという。「カラオケでしょ。回転寿司に、もんじゃ焼。当時、バイトは許されていたんですが、バイク通学はNG」。バイト先に向かうため、購入したバイクでこっそり通学。公園などに駐めていたと笑う。
「偏差値もそれなりの高校だったので、基本は大学進学なんですが、私は音楽の専門学校に進みました。プロデビューが、もちろん目標です」。
<どうでしたか?>
「挫折といったら、この時です。そういう(音楽専門の)学校にくる子って、やっぱりむちゃむちゃ巧いです。練習量からして、比べものにならなかったんじゃないかな。当時の私に一言、『甘い!』って言ってやりたいですね」。
世界が違っていたとも言っている。
だから音楽は断念。
「30すぎても追っかけているなんて、当時は、それはないなと思っていたんです。これ自体、甘い!でしょ(笑)」。

外食のパワーに惹かれて。

専門学校を卒業して、フリーター生活を開始。牛角のオープニングスタッフに応募した。
「当時の牛角と言ったら、オープンのPM5時には行列ができていたんです。そのオープニングですからね。スタッフたちの間にも熱気もあって。バイトが、バイトじゃない(笑)」。
彼らの姿をみて、カルチャーショックを受けたと言っている。続きもある。
「あるフォーラムで彼らが壇上に立って、月次について話をするんです。アルバイトがですよ。正直、すごいなって。もう、私のイメージのなかにあるバイトじゃなかった。そういう意味で、外食ってすごいパワーがあるんだなって、気づくんです」。
<それでエーピーカンパニーですか?>
「いえ、最初は、牛角から独立した人に依頼されるかたちで、業務委託で店長の仕事をしていたんです。その仕事の3件目が、エーピーカンパニーの川崎にある『我が家』(現在、塚田農場)でした。私が、25歳の時です」。
<エーピーカンパニーの印象はいかがでしたか?>
「お店は特別じゃなかったんですが、社長の米山さんが、ほかの経営者とは違いました。それまでの2社では、そりゃ利益について言われます。人件費を下げろとか、原価を下げろとか。でも、米山さんはそういう話はいっさいしない。むしろ、うちは原価をこれこれに設定しているから、それを下げないでくれ、って。はじめての要望だったので、戸惑いましたが、話をするたびに米山さんに惹かれて。まだまだエーピーカンパニーの創業期の頃です」。
エーピーカンパニーは、「塚田農場」とともに、飲食の世界をトップクラスのスピードで駆け上がり、株式を上場する。「六次産業」という言葉を定着させたのも、エーピーカンパニーではなかろうか。
エーピーカンパニーに入社した綱嶋さんもまた、重要なポストを歴任し、執行役員、営業本部長にまでなっていく。「四十八漁場」を「塚田農場」に次ぐ柱にしたのも、綱嶋さんの功績の一つ。

・・・続き

株式会社マイルデザイン 代表 綱嶋恭介氏

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